こんにちは。Bingのマーケティング担当です。
2011 年 12 月に大幅にデザインの一新をはかったBing Mapsが、このたび更に改良されましたのでお知らせさせていただきます。
皆さまからのご要望に基づき新しい Crystal スタイルを採用したことで、色合いが最適化され、道路や駅が見やすくなり、視認性や使用感が更に増しています。
特徴的な改良点について、以下にてご紹介させていただきます。
マップスタイルの改善(旧Bing Maps の見た目との比較)
今回の改良の背景
Bing Maps はこれまでビジュアルを何年もかけて進化させてきましたが、2011 年に “Bing Lavender” をリリースした際に色彩が乏しいとのフィードバックが日本のユーザーより寄せられました。改良前の紫色調の “Bing Lavender” は、色盲の方への配慮、見やすさ、その他多くのことを同時に実現しようとしたため、今回の新しいスタイルの地図を開発するにあたっては、日本とグローバルの地図チームで議論を重ね、日本のユーザーの皆さまにより好んでいただける色彩のものにすることが決まりました。
市場のニーズをとらえた新しい Crystal スタイル
新しい Crystal スタイルは、日本のユーザーのニーズをとらえながら、Bing Maps と Windows Platform の地図に新鮮な印象を与えています。最大の変更点は色彩の変更です。基調とする色をより明るくすることで地図全体がより鮮やかな印象に変わっています。その結果、地図全体のコントラストが向上しています。地図のポイントがどのズームレベルでもより鮮明に見えるようになりました。
地図機能の主な改良点
- 道路:
- 道路が見やすくなり、またさまざまな種類の道路がより簡単に識別できるようになりました。従来は国道と県道が、特に中レベルのズームレベル時に区別がつきませんでした。
- 従来の地図では、道路が川のように見えることがありましたが、その点が改良されました。
- 日本地図の英語データのカバレージも改良しました(例えば、交差点、パーキングアリアなど)。リサーチを行った結果、Bing Mapへのアクセスの約50%が日本以外からのものであることが分かりました。これは、外国に住んでいる方において英語版の日本地図の需要が高いことを物語っています。そこで、マイクロソフトは、品質の高い英語版の日本地図を提供することもグローバル企業の使命であると考えこのような改良を行いました。
- 地下鉄の駅:
- 乗換案内の精度を向上するために、東京メトロと都営地下鉄の新しいデータとアイコンを追加しました。
- 従来の地図では、JR や私鉄の駅の近くの地下鉄の駅について正確な場所が反映されていませんでしたが、今回その点を改良しました。
- 新しい地下鉄の駅のアイコンによってユーザーはより簡単に地下鉄の駅を探すことができます。
- 高いズームレベルでは、地下通路が見やすくなっています。
- JRや私鉄の駅のポリゴン:
- JRや私鉄の駅舎を表わすポリゴン (図形) を灰色から明るい色に変更しました。これによってユーザーは以前より容易に駅を見つけることができます。